症例報告

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十年以上肩こりが治らない

A.Kさん (20代)肩こり

<初診までの経緯>

10代の頃から慢性的に肩こりが酷く、20代になりデスクワークをするようになってから悪化してきた。マッサージや整体に行っても、2~3日しか効果がもたず、またすぐ戻ってしまう。インターネットでカイロプラクティックが効果的だと知り、当院にご連絡頂きました。

<初診時の症状・検査>

上部僧帽筋の範囲に慢性的な張り感。増悪すると後頭部が締め付けられるような感じになる。

姿勢検査:頭部の前突、左右上肢の内旋傾向、MMT:右胸鎖乳突筋4/5、左腸腰筋4/5、左肩鎖関節と鎖骨下筋に圧痛、第2及び第3胸椎に顕著な可動域制限

<施術と経過>

最初は3~4日に1回のペースで3回ほどの施術を行いました。最初の施術では胸椎、肩鎖関節の矯正をメインに、症状に近い筋肉(上部僧帽筋、胸筋群、胸鎖乳突筋など)のリリースを行い、症状の改善が確認できました。2回目以降は効果を維持させるための施術として、直接的なアプローチにくわえて姿勢改善の為の施術を始めました。現在ではご自分でできる肩の体操と股関節のストレッチを行ってもらい、施術は4週間に1回のメンテナンスのみを行っています。

<カイロプラクターより>

肩こりの原因は人により様々ですが、慢性的なものであるほど生活習慣=姿勢が強く影響してきます。この患者さんのケースでは、不良姿勢によって機能不全に陥ってしまった様々な関節が、さらに姿勢を悪くしてしまうという悪循環がありました。施術によって一時的に筋肉や関節を柔らかくする事は可能ですが、それを維持するためにはより広い範囲でバランスをみて、姿勢改善の施術やストレッチを行っていく必要があります。一旦姿勢が改善されれば、その後はあまり多くの施術をしなくても自然と毎日の睡眠で回復できるようになります。