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<12月の不定休日・年末年始の営業時間のお知らせ>

12月のエスピナーソ・三軒茶屋は通常の定休日の他に


12月1日(土)が不定休日となり、


年末最後の営業は12月28日(金)の午後3時までとなります。


また、2019年1月の営業はじめは


1月4日 からとなります。


どうぞ宜しくお願い致します。


 


 

【健康コラム】「流行りの腹筋ベルトで腹筋は割れるか?」

【健康コラム】「流行りの腹筋ベルトで腹筋は割れるか?」
ダイエットに関して「~って本当に効果あるんですか?」というタイプの質問を患者さんからよく受けます。

今話題になっている新しい商品やメソッドなどに関する質問だと、研究論文などが少ないのでわかる範囲でお答えしていますが、大抵の場合、効果が「ある」「ない」の二択では終わらないものです。「このような限定した状況下で、この程度の効果ならある(もしくはない)と思いますよ」となるべくフェアーにお答えするようにしていますが、それをするだけで「楽に」脂肪を減らしたり筋肉を増やしたりする魔法のダイエット法は、残念ながら今のところ皆無です。

 

今日のコラムはそんなダイエット器具の中で、特にご質問の多い「腹筋ベルト」についてです。腹筋などの筋肉の表面に電極付きのパッドを貼り、電気を流すことで筋肉に作用するための器具で、少し専門的には「EMSベルト」(Electronic Muscle Stimulators)と呼ばれています。日本電子治療器学会(※1)によると、EMSとはもともと理学療法における電流刺激療法の一種で、脳の障害などで自分の意思で動かせなくなってしまった筋肉のリハビリなどに用いられてきましたが、近年になってオリンピック代表選手が使用したことから、筋肉トレーニングの機器としても注目され始めています。最近ではあらゆるところで家庭用EMSベルトの広告を目にするようになりました。

テレビのCMでは超有名なスポーツ選手を起用し、大手デパートで専門のコーナーが設置されるほどの人気を博す商品まであります。

これだけのブームになると、そりゃ聞いてみたくなりますよね、「本当に効果あるんですか?」って。

 

2005年に発表されたウィスコンシン大学スポーツ運動科学部のチームによるEMSベルトのダイエット効果を検証した実験があります(※2)。この研究では2か月の期間でEMSベルトを週に5回使用したグループと、全く何も運動しないグループを比較しました。結果としてEMSベルトを使用したグループは、筋緊張の増加に伴い、筋力の増加、持久力の増加、腹囲測定値の減少がみとめられた一方で、体重、皮下脂肪の量に変化はみられませんでした。

 

また、アメリカで消費者が接する製品の許可や取り締まりなどを専門に行う「アメリカ食品医薬品局」(FDA)のホームページでのQ&Aでは、消費者の質問に答える形で、「現在のデータによれば、EMSベルトを使用しても筋肉の緊張度(tone)は上がるがいわゆる『シックスパック』になったり、容姿が変わるほどの影響はない」と述べられています。(※3)

 

他にも、アメリカでパーソナルトレーナーの資格などを発行する「アメリカエクササイズ評議会」(ACE)によると2か月のEMSベルト使用試験では、体重、体脂肪、筋力、容姿、のいずれにも有意な変化は認められなかったとのことです。(※4)

 

日本国内においては信頼性の高いデータはほとんど見受けられませんが、「国民生活センター」によるEMSベルトの安全性に関する記述の中では「筋肉への影響を血液検査等により調べたところ、EMSベルトの使用による筋肉細胞の変化が確認された」とのみ記されています。(※5)

 

どうやら公平に見て、EMSベルトの効果に関しては「ダイエット効果はほとんどないが、筋肉に一定の影響を及ぼす(=少し筋緊張を促し運動しやすくする)」というのがおおよそ現在の共通認識のようです。

 

「これだけで運動することなく楽に痩せる」「シックスパックができる」と謳うような悪質な業者は論外ですが、一言もダイエット効果を謳っていなくとも、明らかにその効果があるかのように消費者に誤認させる大手メーカーさんもいかがなものかと思います。広告はイメージだけでなくしっかりと内容を読みましょう。

 

最後になりますが、家庭用EMSベルト国内No.1シェアである株式会社MTGの「SIXPAD」のホームページでは自社商品を使いEMS使用時と随意運動の筋疲労の比較をしています。(※6)これは非常に興味深いので、ぜひ一読をお勧めします。因みにホームページを拝見する限りでは、MTG社は「SIXPAD」を使用することで脂肪が減ったり、筋肉が増強するなどとは謳っていません。テレビのコマーシャルではC.ロナウドもハードなトレーニングの後にSIXPAD付けてますものね。随意運動で限界まで体を追い込んだ後に、EMSでさらに細かい筋線維まで追い込んでいくというイメージ映像なのでしょうか。それなら理にかなっていると私は思います。

 

さあ、C.ロナ目指して、みんなで腹筋しましょう!

 

suzuki

 

(※1)http://nihondenshi.xsrv.jp/hp/?page_id=964

(※2)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3880086/


(※4)https://www.acefitness.org/about-ace/press-room/press-releases/256/electrical-muscle-stimulation-ems-claims-exposed

(※5)http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20020924.html

(※6)https://www.mtgec.jp/wellness/sixpad/inspect/

【健康コラム】「アルコールと記憶障害」

【健康コラム】「アルコールと記憶障害」
1979年にリリースされたコミックバンド、バラクーダの楽曲「日本全国酒飲み音頭」によると「8月は暑いから酒が飲める」そうです。この歌、1月から12月まで何かと理由をこじつけてはお酒を飲んでしまうというコミックソングですが、毎年まだ一分咲きの桜の木の下で楽しそうにビールを飲んでいる人々を見るたび、じつは日本人の呑べえ気質を極めて的確に歌い上げた名曲ではないかと感じます。お酒が好きな人にとっては、それは人生を豊かにしてくれる魔法の液体ですが、一方では体にダメージを残す毒薬にもなります。年間通して、いや人生通して楽しく付き合うために、お酒についてしっかりした知識を持ちましょう。本日のテーマは「アルコールと記憶障害」です。

 

近年、過剰なアルコール摂取の弊害として、認知、記憶能力への影響が注目されています。アルコール依存症患者や大量飲酒者には、しばしば脳萎縮が見られ、認知症になるリスクが高くなることが知られています。また施設に入所している高齢の認知症患者の29%は、大量飲酒が原因の認知症であると言われています。(厚生労働省、e-ヘルスネットより)これらの脳機能障害は長期間アルコールを大量摂取した結果起こるものですが、ごく短期間に認知症とは全く別のメカニズムで起こる記憶障害が「Alcohol-Induced Blackout」(ブラックアウト、酩酊時の記憶欠落)です。

 

以下にご紹介する、ソウル聖メアリー病院のHamin Leeらによって発表された研究では、ブラックアウトは「意識喪失やその他の能力の欠落を伴わない、酩酊時の記憶の欠落」と定義されています。これは「泥酔して意識がなくなり、何も憶えていない」状態とは区別されます。実際の例としては「前の晩、酩酊して帰宅した朝にどうやって帰ってきたか思い出せない、でもポケットにはタクシーの領収書がちゃんと入っている。」という感じでしょうか。(※当院の患者さんの実際のエピソードです)このブラックアウト、特徴的な事は「思い出せない」という事以外は大体いつも通り行動できている事です。第三者に当時の自分の様子を聞いても、大抵は「いつも通り普通に飲んで、普通に帰った」と言われます。(まあ、酩酊はしているのでしょうが)

 

1950年代までは過度なアルコール摂取にによる脳萎縮の影響や、アルコール依存症の兆候と思われていましたが、実はブラックアウトは誰にでも起こりえます。人の記憶は脳の海馬という部分で構築されますが、海馬は脳の他の部分と比べていち早くアルコールの影響を受けます。急激な血中アルコール濃度の上昇が起きると、海馬の働きのみが抑制され、短期間記憶が長期間記憶に移行できなくなります。このため寸前の事は覚えているので、キャッチボールの様にその場の会話はできるけど、ちょっと前に話した内容を忘れている、という状態になります。

 

ブラックアウトが起きたからといって、脳に機能障害があるわけではありません。お酒を飲んでブラックアウトをよく経験する人としない人の「しらふ」の時の脳機能に有意な差はみられないそうです。しかしそれよりも、ブラックアウトを頻繁に経験する人が憂慮すべきことは、その飲酒習慣です。ブラックアウトは急激な大量の飲酒によって引き起こされる脳の反応ですので、「飲みすぎ」であることには変わりありません。2004年にアメリカデューク大学で行われた調査では、ブラックアウトを経験した人の大多数は飲みすぎを自覚し、減酒・断酒をすると報告されています。言い換えると、ブラックアウトを頻繁に経験している人は飲みすぎが常態化し、酒量をコントロールできていない少数派の人になります。アルコール依存症患者の多くが、依存初期に頻繁なブラックアウトを経験していることを考えても、早い段階で対処できないと将来大きな問題となる可能性があるといえるでしょう。少しでも身に覚えのある方は、まず①ゆっくり飲む、②休肝日を増やす、③食べながら飲む、の三つを心がけて下さい。

 

いつまでも楽しいお酒ライフを続けられるよう、節度ある飲み方を心がけましょう!

 

(↓参考ウェブサイト↓)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2800062/

<超音波治療器を導入しました>

<超音波治療器を導入しました>

8月より伊藤超短波株式会社製の超音波治療器US-711を導入いたしました 。1秒間に100万回の振幅をする超音波が体表から最大9cmの深部まで届き、血管拡張作用や鎮痛効果、振動による温熱効果などがあります。腱鞘炎、四十肩、スポーツ障害のリハビリ、骨折の治癒、または広範囲の痛みの原因となる慢性的な筋肉の硬結(トリガーポイント)などにも効果的です。これらの症状でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

【健康コラム】「食物繊維で関節炎を防ぐ」

【健康コラム】「食物繊維で関節炎を防ぐ」

当クリニックにいらっしゃる方は様々な症状を抱えていらっしゃいますが、膝に痛みを訴える方が特に多い気がします。膝の痛みはそれそのものの痛みだけではなく、運動不足の原因になったり、趣味の活動を制限してしまったり、生活の質に大きな影響を与えます。加齢と共に始まる膝の痛みは、多くの場合、軟骨がすり減ることにより起こる炎症(osteoarthritis)が原因となっています。この膝関節炎は肥満と相関性があることが知られていますが、そのメカニズムはわからないことが多く、一般には肥満により関節にかかる圧力が増加し軟骨を損傷するため、と考えられてきました。しかしながら最新の研究では、全く違うメカニズムで軟骨の損傷が起きていることが明らかになってきています。



今回ご紹介するのは、アメリカ国立衛生研究所(NIH)のホームページ(サイトのリンクは最下段)で紹介された、「腸内の微生物環境をターゲットにした肥満体の関節炎に対する治療」(Zuscik MJ. Mooney RA. Gill SR. JCI Insight. 2018 April 19)という研究です。

これは様々な研究により既に明らかになっている事実ですが、脂肪分の高い食品を多く食べていると、体中の炎症を促進する微生物が腸内で爆発的に増加します。このため、それらの食品を好む肥満体の人は、慢性的に関節に炎症を起こしやすい状態であり、逆に言えば食事をコントロールすることで関節炎を治すことができるのではないか、というのがこの研究のコンセプトです。

実験には被験体として普通のマウスと肥満のマウス、食事コントロールとしてオリゴ糖とセルロースという2種類の食物繊維を使い、腸内の炎症を起こす微生物の量の変化と関節の炎症、組織変性の有無を調べました。3か月かけた実験の結果、肥満のマウスにオリゴ糖を与えると、他のグループと比較して腸内の特定のビフィズス菌の量が増え、かわりに炎症を起こす免疫細胞の活動が減少し、関節は炎症や組織の変性を起こすことがなくなったそうです。つまりこの実験により、膝に炎症が起きるのは、体の重さではなく食べ物によって悪化した腸内環境が原因である、という事が示唆されました。



いまだに議論が多い腸内環境の話題ですが、より多くの研究者が関心を集めている事は確かです。膝の関節炎にお悩みの方は、ダイエット(体重コントロール)よりもダイエット(食事)を見直す必要があるかもしれませんね。



suzuki


https://www.nih.gov/news-events/nih-research-matters/dietary-fiber-protects-obese-mice-arthritis

【定休日変更のお知らせ】

2018年5月より、エスピナーソ・三軒茶屋の定休日が日曜日、月曜日に変更になります。これまでより平日営業日が1日増え、より多くのお仕事帰りの患者さんをご案内できようになります。ご迷惑をおかけしてしてしまう方には大変申し訳ございませんが、施術のタイミングに影響がでないよう精一杯努めますので、何卒ご理解のほどお願いいたします。 鈴木

【健康コラム】「自然治癒力とプラセボ効果」

【健康コラム】「自然治癒力とプラセボ効果」

「自然治癒力」と言う言葉が医療の分野において使われる時、そこにはネガティブな意味が隠されていることがあります。たとえば医師が病気の患者に「自然治癒力に任せるしかない」と言ったなら、多くの患者はそれを「これ以上の治療は諦めるほかない」という意味で理解するでしょう。



また、「プラセボ効果」という言葉も同様に医療の現場ではネガティブな使われ方をする機会が多いと思います。「プラセボ」とは「偽薬」の意味で、薬理効果のない偽薬(ブドウ糖など)を薬と偽って処方しても、患者が本当の薬だと思い込むことで、一定の改善が見られることをプラセボ効果といいます。サプリメントなど、効果の認められていない民間療法で症状が改善したとしても、「ただのプラセボ効果」と考えられてしまうことはよくあることです。



「自然治癒力」も「プラセボ効果」も、ともに体が持つ「外力に頼らず自分で治る力」という点で共通しており、私達の自然で健康な生活の鍵を握るものです。しかしながらその複雑さゆえ、科学的に解らないことが多すぎ、あまり積極的に、また肯定的に語られる機会が少ないのはとても残念なことです。



今回のコラムでご紹介するのは、ある医療系コミュニティーサイトに掲載された、スタンフォード大学准教授、アリーア クラム博士による「思い込みが私たちの健康に与える影響」についての記事です。クラム博士はプラシーボ効果を中心として、「思い込み=mind set」が生活のなかで私たちの体に与える影響をさまざまな視点から研究しています。



例えばある研究では、同じ運動量の仕事をこなすホテルのルームアテンダントの中から「自分は運動不足である」と思っている80人を抽出し、2つのグループに分けました。そして一方のグループにのみ「この仕事の運動量は推奨される基準を満たしており、十分なエクササイズである」と知らせたところ、1ヵ月後にはこのグループのみ体重、体脂肪、血圧等の改善が見られたそうです。


また関連した研究によれば、長期的に統計をとると、同じ活動量であれば、「自分は活動的である」と感じている人の方が、感じていない人よりも21年後の死亡率が72%も低いことがわかりました。つまり、ポジティブなイメージを持って運動するほうが、体の反応が良くなり効果も出やすいという事ですね。



別の思い込みに関する研究では、とても興味深い結果が出ています。被験者を2つのグループに分け、一方のグループには620kcalのリッチで濃厚なミルクシェイクと紹介したものを飲ませ、もう一方のグループには140kcalのダイエットミルクシェイクと紹介したもの飲ませました。しかし実はこれらのミルクシェイクはどちらも380kcalの標準的なミルクシェイクです。飲み終わった後に全員の血液を採取したところ、「リッチで濃厚な」ミルクシェイクを飲んだグループの「グレリン」というホルモンが、もう一方のグループと比べて有意に低下している事がわかりました。グレリンとは「空腹ホルモン」として知られるもので、お腹がいっぱいになると血中濃度が下がります。つまり、同じものを飲んだにもかかわらず、高カロリーと信じて飲んだ方がお腹がいっぱいになってしまった、と言うことです。ちなみにこの空腹ホルモン「グレリン」は体の回復や代謝に必要な「成長ホルモン」の分泌を促すもので、自然治癒力そのものに影響するホルモンといえます。



記事の文末でクラム博士はこう述べています。

「多くの医療従事者はプラセボ効果をミステリアスで不適切な反応だと考えがちですが、実際には私達の健康を司る自然治癒力の重要な要素なのです。」


健康でいるために、どんなエクササイズをするか、何を食べるかは、もちろん重要です。しかしこれからはそれだけではなく、もともと私たちの体には「自分で良くなる力」がある事、そしてそれを少し意識するだけでその力は強くも弱くもなる事を忘れずにいたいですね。


https://www.rwjf.org/en/culture-of-health/2017/10/does-the-mind-impact-health.html?cid=xsp_partners_unpd_dte%3A20171012_des%3Acoh%20blog

エスピナーソ・三軒茶屋 一周年のご挨拶

おかげ様を持ちまして、エスピナーソ・三軒茶屋は4月7日に無事、開業から一周年を迎えることができました。代替医療という楽しくも厳しい世界で、この小さな治療院が無事スタートをきることができたのは、ひとえにご支援くださいました患者さん、お世話になった先輩先生方を含め同業の仲間達、家族やその他さまざまな分野でお力添えいただいた多くの方々のおかげです。まだまだ至らぬ事ばかりですが、地域の皆様の「健康に生きる力」のお手伝いができますよう、感謝の気持ちを忘れずいっそう精進していきたいと思いますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。


 


2018年4月7日


鈴木 謙 DC

【健康コラム】「Omega-3脂肪酸の心身への影響」

【健康コラム】「Omega-3脂肪酸の心身への影響」

人間の自然治癒力が最大限に発揮されるためには、食事、睡眠、運動、精神活動、の4つがしっかりとコントロールされ、互いに良い影響を及ぼしあっていることが重要です。


健康に関する情報のなかでも、この4項目の中で圧倒的に関心を集めるのが「食事」(=栄養)です。他の項目と比べても、食事は選択肢と選択の機会が多く、知識を手軽に実行できるので、健康管理の方法として「とっつきやすい」のでしょう。


今回はそんな氾濫する栄養情報の中から、特に重要である「Omega-3脂肪酸(ω-3)」についてお話します。


ω-3は魚の油に多く含まれる成分ですが、北極圏に暮らし、脂肪たっぷりのお魚ばかりを食べているイヌイットに心臓病や動脈硬化が少ないことから、1970年代ごろから研究対象として注目を集めるようになりました。


現在では、ω-3は様々な働きがあることが解っていますが、リンク先のサイトのNCCIH(米国:国立補完統合健康センター)のホームページでは、若年成人におけるω-3の抗炎症、抗不安作用についての研究結果が説明されています。


 


オハイオ州立大学がNCCAM(米国:国立補完代替医療センター)の協賛で行った二重盲検による実験では、68人の医学生に12週間のあいだω-3サプリメントの投与をしました。実験期間中には大きな(大学の)試験があり、被験者の医学生達は試験の前後に問診シートによる不安・うつ状態の検査と、血液検査による体内の炎症物質の検査を行いました。結果はω-3を摂取したグループはプラセボ(偽薬)を摂取したグループより、不安レベルが20%減、炎症レベルが14%減していたそうです。抗うつ作用は認められませんでした。


 


ω-3のうつ病治療への効果は長い間研究されていますが、いまだ優位な結果は報告されていません。しかし、ω-3は細胞膜を構築する重要な物質です。しっかりと摂取できていれば、過剰な活性酸素による脳や体への攻撃を防ぎ、心身ともによりフレッシュな状態を保つことができます。


老人では認知症予防、新生児では脳の発育などにも重要な働きをするOmega-3脂肪酸、足りていないと思われる方は毎日のお食事に少しずつ、青魚やエゴマ油などを取り入れてみてはいかがでしょうか。


 


https://nccih.nih.gov/research/results/spotlight/072811.htm

【健康コラム】「スポーツカイロプラクティック」

【健康コラム】「スポーツカイロプラクティック」

カナダ生まれの米国人、D.Dパーマーによって創始されてから110年ほど経った現在、カイロプラクティックは歴史と共に様々な分野に枝分かれし、生まれたばかりの赤ちゃんや、さらにはペットや競走馬の健康とパフォーマンスの向上などを専門にするカイロプラクターもいます。その中でもとりわけ大きく発展している分野が、スポーツカイロプラクティックです。世界で最も権威あるスポーツカイロプラクティック団体である「国際スポーツカイロプラクティック連盟(FICS)」の掲げる目標・理念は「アスリートの力を自然な方法で最大限に引き出す」事だそうです。ドーピング問題が深刻化する今日、人間が本来持つ力だけでパフォーマンスを向上させるスポーツカイロプラクティックは年々その注目度を増しています。最近では引退したばかりのウサイン・ボルト選手がレース前にアジャストメント(矯正)を受けている写真が話題を呼びました。長い間、スポーツカイロプラクターの主な仕事は、負傷した選手の怪我の手当てやリハビリなどでしたが、最近では試合中にもアジャストメントを受ける選手の写真や映像が見られるようになってきています。リンク先のYouTubeの映像は10年ほど前のNFLのデンバーブロンコスのタイトエンド、ダニエル・グラハム選手が試合の最中に帯同するカイロプラクターからアジャストメントを受けているところです。画像はあまり鮮明ではありませんが、テレビカメラが映していた貴重なシーンですので、シェアさせて頂きます。


suzuki


https://www.youtube.com/watch?v=Bc5PsNfoF0k&feature=share