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<7月の不定休日のお知らせ>

7月のエスピナーソ・三軒茶屋は通常の定休日の他に


7月23日(火)


が不定休日となります。


ご不便をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い致します。


 

<5月の不定休日のお知らせ>

5月のエスピナーソ・三軒茶屋は通常の定休日の他に


5月2日(木)終日


5月3日(金)終日


5月4日(土)の午後


5月16日(木)終日


が不定休日となります。


ご迷惑お掛け致しますが宜しくお願い致します。


なお、当ホームページからのウェブ予約は、365日24時間受け付けております。

【エスピナーソ・三軒茶屋 2周年のご挨拶】

お陰様を持ちまして、カイロプラクティック エスピナーソ・三軒茶屋は4月1日に無事2周年を迎えることができました。たった一人で始めたこのような小さなクリニックが、2年も頑張ることができましたのは、ひとえに患者さんをはじめ、ご指導くださった先輩先生や友人、家族など周りで支えて下さった多くの方々のお陰です。この場をおかりして、感謝の言葉を述べさせていただきます。


先日、平成に続く新元号「令和」が発表され、同時に季節も春に向かい、区切りの上では新たな時代がはじまる気配が漂っています。ここ三軒茶屋もかねてより開発地区に指定されており、渋谷、二子玉川をつなぐコアシティとして大きく変化していく見通しです。古い町並みが消えてしまう事には不安や寂しさもありますが、きっとそこではまた新しい人達が、新しい生活を始め、新しい名所や物語が生まれていくのだと思います。町の見た目はどんどん変わっていきますが、そこに集まる人たちのエネルギーは変わりません。時代を超えて、カイロプラクターとしていつまでも(最低でもあと元号一つ分くらいは)地域の皆様の生きる力のお手伝いができるように精進いたしますので、これからも引き続き宜しくお願い致します。


鈴木 謙 D.C.  2019.4.1

<4月の不定休日のお知らせ>

4月のエスピナーソ・三軒茶屋は不定休日なしで営業いたします。


日曜日、月曜日は定休日ですが、当ページ予約システムからのご予約は24時間受け付けております。


ご連絡お待ちしております。

【システム障害による不具合のお詫び】(2019.3.1)

2月27日より発生いたしておりますシステム障害により、「ウェブ予約システム」、及び「ウェブお問い合わせフォーム」に不具合が生じております。大変ご迷惑をお掛けしており、誠に申し訳ございません。


一時的な措置により、ホームページより頂いたご予約に関しては問題なく承れておりますが、ご予約時の備考欄及び、お問い合わせフォームより頂いたご質問に、返信差し上げられない可能性があります。


現在システムの検査、修理中でありますが、復帰までに最大10日程かかってしまう見通しです。


ご利用いただく患者さまにおきましては、大変お手数ですが上記をご理解、ご容赦いただき、緊急のご連絡に関しましては、念のためお電話による連絡をお願い致します。営業時間以外でも留守番電話にメッセージをお残し頂ければ、翌営業日にはお返事差し上げます。


何卒宜しくお願い致します。


エスピナーソ・三軒茶屋


鈴木

<3月の不定休日のお知らせ>

3月のエスピナーソ・三軒茶屋は通常の定休日の他に、


3月26日(火)が10:00~17:00 までの部分営業となります。


ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。


ウェブ予約は24時間受け付けております。

【健康コラム】「流行りの腹筋ベルトで腹筋は割れるか?」

ダイエットに関して「~って本当に効果あるんですか?」というタイプの質問を患者さんからよく受けます。

今話題になっている新しい商品やメソッドなどに関する質問だと、研究論文などが少ないのでわかる範囲でお答えしていますが、大抵の場合、効果が「ある」「ない」の二択では終わらないものです。「このような限定した状況下で、この程度の効果ならある(もしくはない)と思いますよ」となるべくフェアーにお答えするようにしていますが、それをするだけで「楽に」脂肪を減らしたり筋肉を増やしたりする魔法のダイエット法は、残念ながら今のところ皆無です。

 

今日のコラムはそんなダイエット器具の中で、特にご質問の多い「腹筋ベルト」についてです。腹筋などの筋肉の表面に電極付きのパッドを貼り、電気を流すことで筋肉に作用するための器具で、少し専門的には「EMSベルト」(Electronic Muscle Stimulators)と呼ばれています。日本電子治療器学会(※1)によると、EMSとはもともと理学療法における電流刺激療法の一種で、脳の障害などで自分の意思で動かせなくなってしまった筋肉のリハビリなどに用いられてきましたが、近年になってオリンピック代表選手が使用したことから、筋肉トレーニングの機器としても注目され始めています。最近ではあらゆるところで家庭用EMSベルトの広告を目にするようになりました。

テレビのCMでは超有名なスポーツ選手を起用し、大手デパートで専門のコーナーが設置されるほどの人気を博す商品まであります。

これだけのブームになると、そりゃ聞いてみたくなりますよね、「本当に効果あるんですか?」って。

 

2005年に発表されたウィスコンシン大学スポーツ運動科学部のチームによるEMSベルトのダイエット効果を検証した実験があります(※2)。この研究では2か月の期間でEMSベルトを週に5回使用したグループと、全く何も運動しないグループを比較しました。結果としてEMSベルトを使用したグループは、筋緊張の増加に伴い、筋力の増加、持久力の増加、腹囲測定値の減少がみとめられた一方で、体重、皮下脂肪の量に変化はみられませんでした。

 

また、アメリカで消費者が接する製品の許可や取り締まりなどを専門に行う「アメリカ食品医薬品局」(FDA)のホームページでのQ&Aでは、消費者の質問に答える形で、「現在のデータによれば、EMSベルトを使用しても筋肉の緊張度(tone)は上がるがいわゆる『シックスパック』になったり、容姿が変わるほどの影響はない」と述べられています。(※3)

 

他にも、アメリカでパーソナルトレーナーの資格などを発行する「アメリカエクササイズ評議会」(ACE)によると2か月のEMSベルト使用試験では、体重、体脂肪、筋力、容姿、のいずれにも有意な変化は認められなかったとのことです。(※4)

 

日本国内においては信頼性の高いデータはほとんど見受けられませんが、「国民生活センター」によるEMSベルトの安全性に関する記述の中では「筋肉への影響を血液検査等により調べたところ、EMSベルトの使用による筋肉細胞の変化が確認された」とのみ記されています。(※5)

 

どうやら公平に見て、EMSベルトの効果に関しては「ダイエット効果はほとんどないが、筋肉に一定の影響を及ぼす(=少し筋緊張を促し運動しやすくする)」というのがおおよそ現在の共通認識のようです。

 

「これだけで運動することなく楽に痩せる」「シックスパックができる」と謳うような悪質な業者は論外ですが、一言もダイエット効果を謳っていなくとも、明らかにその効果があるかのように消費者に誤認させる大手メーカーさんもいかがなものかと思います。広告はイメージだけでなくしっかりと内容を読みましょう。

 

最後になりますが、家庭用EMSベルト国内No.1シェアである株式会社MTGの「SIXPAD」のホームページでは自社商品を使いEMS使用時と随意運動の筋疲労の比較をしています。(※6)これは非常に興味深いので、ぜひ一読をお勧めします。因みにホームページを拝見する限りでは、MTG社は「SIXPAD」を使用することで脂肪が減ったり、筋肉が増強するなどとは謳っていません。テレビのコマーシャルではC.ロナウドもハードなトレーニングの後にSIXPAD付けてますものね。随意運動で限界まで体を追い込んだ後に、EMSでさらに細かい筋線維まで追い込んでいくというイメージ映像なのでしょうか。それなら理にかなっていると私は思います。

 

さあ、C.ロナ目指して、みんなで腹筋しましょう!

 

suzuki

 

(※1)http://nihondenshi.xsrv.jp/hp/?page_id=964

(※2)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3880086/


(※4)https://www.acefitness.org/about-ace/press-room/press-releases/256/electrical-muscle-stimulation-ems-claims-exposed

(※5)http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20020924.html

(※6)https://www.mtgec.jp/wellness/sixpad/inspect/

【健康コラム】「アルコールと記憶障害」

1979年にリリースされたコミックバンド、バラクーダの楽曲「日本全国酒飲み音頭」によると「8月は暑いから酒が飲める」そうです。この歌、1月から12月まで何かと理由をこじつけてはお酒を飲んでしまうというコミックソングですが、毎年まだ一分咲きの桜の木の下で楽しそうにビールを飲んでいる人々を見るたび、じつは日本人の呑べえ気質を極めて的確に歌い上げた名曲ではないかと感じます。お酒が好きな人にとっては、それは人生を豊かにしてくれる魔法の液体ですが、一方では体にダメージを残す毒薬にもなります。年間通して、いや人生通して楽しく付き合うために、お酒についてしっかりした知識を持ちましょう。本日のテーマは「アルコールと記憶障害」です。

 

近年、過剰なアルコール摂取の弊害として、認知、記憶能力への影響が注目されています。アルコール依存症患者や大量飲酒者には、しばしば脳萎縮が見られ、認知症になるリスクが高くなることが知られています。また施設に入所している高齢の認知症患者の29%は、大量飲酒が原因の認知症であると言われています。(厚生労働省、e-ヘルスネットより)これらの脳機能障害は長期間アルコールを大量摂取した結果起こるものですが、ごく短期間に認知症とは全く別のメカニズムで起こる記憶障害が「Alcohol-Induced Blackout」(ブラックアウト、酩酊時の記憶欠落)です。

 

以下にご紹介する、ソウル聖メアリー病院のHamin Leeらによって発表された研究では、ブラックアウトは「意識喪失やその他の能力の欠落を伴わない、酩酊時の記憶の欠落」と定義されています。これは「泥酔して意識がなくなり、何も憶えていない」状態とは区別されます。実際の例としては「前の晩、酩酊して帰宅した朝にどうやって帰ってきたか思い出せない、でもポケットにはタクシーの領収書がちゃんと入っている。」という感じでしょうか。(※当院の患者さんの実際のエピソードです)このブラックアウト、特徴的な事は「思い出せない」という事以外は大体いつも通り行動できている事です。第三者に当時の自分の様子を聞いても、大抵は「いつも通り普通に飲んで、普通に帰った」と言われます。(まあ、酩酊はしているのでしょうが)

 

1950年代までは過度なアルコール摂取にによる脳萎縮の影響や、アルコール依存症の兆候と思われていましたが、実はブラックアウトは誰にでも起こりえます。人の記憶は脳の海馬という部分で構築されますが、海馬は脳の他の部分と比べていち早くアルコールの影響を受けます。急激な血中アルコール濃度の上昇が起きると、海馬の働きのみが抑制され、短期間記憶が長期間記憶に移行できなくなります。このため寸前の事は覚えているので、キャッチボールの様にその場の会話はできるけど、ちょっと前に話した内容を忘れている、という状態になります。

 

ブラックアウトが起きたからといって、脳に機能障害があるわけではありません。お酒を飲んでブラックアウトをよく経験する人としない人の「しらふ」の時の脳機能に有意な差はみられないそうです。しかしそれよりも、ブラックアウトを頻繁に経験する人が憂慮すべきことは、その飲酒習慣です。ブラックアウトは急激な大量の飲酒によって引き起こされる脳の反応ですので、「飲みすぎ」であることには変わりありません。2004年にアメリカデューク大学で行われた調査では、ブラックアウトを経験した人の大多数は飲みすぎを自覚し、減酒・断酒をすると報告されています。言い換えると、ブラックアウトを頻繁に経験している人は飲みすぎが常態化し、酒量をコントロールできていない少数派の人になります。アルコール依存症患者の多くが、依存初期に頻繁なブラックアウトを経験していることを考えても、早い段階で対処できないと将来大きな問題となる可能性があるといえるでしょう。少しでも身に覚えのある方は、まず①ゆっくり飲む、②休肝日を増やす、③食べながら飲む、の三つを心がけて下さい。

 

いつまでも楽しいお酒ライフを続けられるよう、節度ある飲み方を心がけましょう!

 

(↓参考ウェブサイト↓)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2800062/

<超音波治療器を導入しました>

<超音波治療器を導入しました>

8月より伊藤超短波株式会社製の超音波治療器US-711を導入いたしました 。1秒間に100万回の振幅をする超音波が体表から最大9cmの深部まで届き、血管拡張作用や鎮痛効果、振動による温熱効果などがあります。腱鞘炎、四十肩、スポーツ障害のリハビリ、骨折の治癒、または広範囲の痛みの原因となる慢性的な筋肉の硬結(トリガーポイント)などにも効果的です。これらの症状でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

【健康コラム】「食物繊維で関節炎を防ぐ」

【健康コラム】「食物繊維で関節炎を防ぐ」

当クリニックにいらっしゃる方は様々な症状を抱えていらっしゃいますが、膝に痛みを訴える方が特に多い気がします。膝の痛みはそれそのものの痛みだけではなく、運動不足の原因になったり、趣味の活動を制限してしまったり、生活の質に大きな影響を与えます。加齢と共に始まる膝の痛みは、多くの場合、軟骨がすり減ることにより起こる炎症(osteoarthritis)が原因となっています。この膝関節炎は肥満と相関性があることが知られていますが、そのメカニズムはわからないことが多く、一般には肥満により関節にかかる圧力が増加し軟骨を損傷するため、と考えられてきました。しかしながら最新の研究では、全く違うメカニズムで軟骨の損傷が起きていることが明らかになってきています。



今回ご紹介するのは、アメリカ国立衛生研究所(NIH)のホームページ(サイトのリンクは最下段)で紹介された、「腸内の微生物環境をターゲットにした肥満体の関節炎に対する治療」(Zuscik MJ. Mooney RA. Gill SR. JCI Insight. 2018 April 19)という研究です。

これは様々な研究により既に明らかになっている事実ですが、脂肪分の高い食品を多く食べていると、体中の炎症を促進する微生物が腸内で爆発的に増加します。このため、それらの食品を好む肥満体の人は、慢性的に関節に炎症を起こしやすい状態であり、逆に言えば食事をコントロールすることで関節炎を治すことができるのではないか、というのがこの研究のコンセプトです。

実験には被験体として普通のマウスと肥満のマウス、食事コントロールとしてオリゴ糖とセルロースという2種類の食物繊維を使い、腸内の炎症を起こす微生物の量の変化と関節の炎症、組織変性の有無を調べました。3か月かけた実験の結果、肥満のマウスにオリゴ糖を与えると、他のグループと比較して腸内の特定のビフィズス菌の量が増え、かわりに炎症を起こす免疫細胞の活動が減少し、関節は炎症や組織の変性を起こすことがなくなったそうです。つまりこの実験により、膝に炎症が起きるのは、体の重さではなく食べ物によって悪化した腸内環境が原因である、という事が示唆されました。



いまだに議論が多い腸内環境の話題ですが、より多くの研究者が関心を集めている事は確かです。膝の関節炎にお悩みの方は、ダイエット(体重コントロール)よりもダイエット(食事)を見直す必要があるかもしれませんね。



suzuki


https://www.nih.gov/news-events/nih-research-matters/dietary-fiber-protects-obese-mice-arthritis

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